コレクション: 武生VG-10

武生特殊鋼株式会社が開発した武生VG-10鋼は、包丁に使用される最も人気のある日本製ステンレス鋼の一つです。その成分は、炭素(C):0.95~1.05%、クロム(Cr):14.50~15.50%、モリブデン(Mo):0.90~1.20%、バナジウム(V):0.10~0.30%、コバルト(Co):1.30~1.50%、マンガン(Mn):0.50%、リン(P):0.03%です。

注:すべてのナイフ鋼には炭素が含まれており、主に硬度と刃持ちに寄与しています。しかし、炭素含有量が多いだけでは靭性が低下する可能性があります。鋼は、少なくとも13%のクロム含有量で「ステンレス」と呼ばれます。

VG-10 を他の一般的なステンレス鋼と比較すると、次のようになります。

  • SG2 : 炭素含有量が高く (1.25~1.45%)、バナジウムとモリブデンの含有量が多い粉末冶金鋼で、VG-10 に比べて耐摩耗性と刃持ちに優れています。
  • 銀三 (シルバー #3) : VG-10 と同等の炭素含有量 (0.95-1.10%) ですが、研ぎやすく、耐腐食性を保ちながら炭素鋼に似ています。

一部のユーザーはVG-10の研ぎが難しいと主張していますが、これは特定のナイフブランドの使用経験が少ないことが原因であることが多いです。VG-10は銀山鋼と比べると最も研ぎやすいステンレス鋼ではないかもしれませんが、それでもバランスの取れた性能を備えています。

注意日本の包丁に適した鋼材を選ぶ際には、様々なトレードオフがあることを理解することが重要です。刃持ちなど、ある特性を向上させるには、靭性など他の特性を犠牲にしなければならない場合が多いのです。万能に「最高」の鋼材というものは存在しません。鋼材の選択は、お客様一人ひとりのニーズと好みによって決まります。鋼材はパズルのピースの一つに過ぎないことを覚えておいてください。研磨、見た目、全体的な職人技など、お客様にとって重要な要素も考慮してください。鋼材は確かに重要ですが、優れた包丁を作るのは鋼材だけではありません。

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