置芝正邦 本焼柳刃 330mm

Specifications

沖芝正国（1990年没）は、堺出身の伝説的な鍛冶屋で、「刃物の神様」として日本全国に知られています。伝統的な刀鍛冶の技術を本焼包丁に応用することで調理用刃物に革命をもたらし、「水本焼」の焼成法を完成させたとされています。父であり、名高い刃物師である沖芝正次のもとで17年間の修行を積んだ後、自身の鍛冶場を設立し、瞬く間に高級刃物の製造で名声を博し、高値で取引されるようになりました。

沖芝は自身の技術について秘密主義で知られ、完全に孤立した状態で作業を行い、家族を含め、誰も工房に入れませんでした。本焼鍛造技術における彼の革新は、日本の包丁作りの伝統に永続的な影響を与えました。しかし悲しいことに、彼のキャリアはアルコール依存症との闘いによって影を潜め、後継者育成も技法の記録も残すことなく、1990年に肝臓病で亡くなりました。

玄海正国（向井米雄）が沖芝の弟子だったという誤解がよくあります。実際には、二人の関係はもっと短いものでした。玄海は自身の修行時代に沖芝のかつての仕事場を使う機会があり、そこで本焼鍛造に関する貴重な知見を得て、それが後の包丁作りへのアプローチに影響を与えたのです。

現在、本物の沖芝本焼の刃物は非常に希少かつ貴重であり、オリジナルの刃物は数万ドルで取引され、世界で最も人気のある包丁の一つとなっています。

詳細

• 鍛冶屋：沖柴正邦
• 所在地:日本、堺市
• 構造：水本焼
• 鋼種:炭素鋼
• 鋼種：白紙2号

ブレードの仕様

• 刃の長さ: 324mm
• ヒール部分のブレードの高さ： 32mm
• 背の厚さ:
  • ハンドル部分：3.2mm
  • かかと部分：3.0mm
  • ミッドウェイ：2.4mm
  • 先端から1cm：0.7mm
• 重量: 143g